- 作詞:麻生圭子
- 作曲:山川恵津子
- 編曲:山川恵津子
- 発行日:89/02/15
- 番号:RT07-2310
XT10-2310
- 発売:東芝EMI
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物事には始まりがあれば当然終わりもある。卒業もその一つだ。但しこれはいきなりやってくるものではない。当事者の誰もが覚悟の上でその日を迎えるのである。
彼への告白にしても、迫り来る時間と、自らの勇気の間でさまざまな案が検討される。しかし大半の人達の案は、実行されぬまま終る。うまく行くか、ふられるか、結論を出すのは彼氏の方なのだが、それ以前に結果を恐れて何もできなくなってしまう例の方が遥かに多い。そしてこの傾向は男女同じのようだ。
卒業の哀しさは終ること自体に有るのではなく、心残りの大きさが哀しいのだ。そしてその哀しみを作るのは、他でもない自分自身だ。オロオロしてる間にその日が来る。判っていながら何もできなかった甘さ、辛さ。そしてこの哀しみを、哀しみとして自覚できるぎはまだ先の話だ。
(松田勇輝)
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