- 作詞:松本隆
- 作曲:筒美京平
- 編曲:武部聡志
- 発行日:87/11/16
- 番号:RT07-2040
- 発売:東芝EMI
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りすにんぐ・るーむ
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故郷のない東京人にとって冬休みは淋しい。彼女がいないと尚更だ。現実は厳しいのである。
しかし、この唄の世界は恋する女の子の切なく美しい気持ちを描写しているので、何となく心がなごむし、一気に潤ってしまう。
まずは詞が美しすぎる。特に、「長めの髪が好きと言われて、一年ハサミを使わなかった」というクダリは、実にいじらしい。この部分は、特に恋する女の子を決定づける完璧さが目立つ。また、恋をしてつきものなのが、「切なさ」だ。それはずばり、「泣いてる顔をカードに書いた」と見事に表現している。そこで先輩にひとこと、「可愛い娘を泣かせないように」。
曲は斉藤由貴の「卒業」を想い出してしまう、オーソドックスなNM系のおっとりとした京平節。ルーツをたどれば太田裕美の「しあわせ未満」。ずっと愛せそうな楽曲!
(西沢優紀)
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