- 作詞:三浦徳子
- 作曲:加藤和彦
- 編曲:国吉良一
- 発行日:82
- 番号:CWP-19
- 発売:VAP
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りすにんぐ・るーむ
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先日ライブへ参加して知ったことなのだが、彼女はこの3月で30になるのだそうだ。79年デビューだから確かにそれ位の歳になるのであるが、本人の性格が当時と全く変わっていないのには恐れ入る。
思わずフォークダンスを意識してしまうようなイントロで始まるこの曲は、もうこれだけで他の曲とは一味違うものを感じさせる。良く言えば「ありのまま」悪く言えば「臭さ」の残る仕上がりだが、卒業、そしてそれに繁がる○年間の学生生活全体を決して美化することなく、ストレートに表現しきっている。
あれから十年、彼女も今ではすっかり人妻である。私生活面での変化はあっても、彼女の音楽に対する姿勢はむしろデビュー当時以上のものがある。そしてその彼女の土台を支える曲達の一つがこれなのだ。願わくば最近のCDも聴いてみて頂きたい。
(松田勇輝)
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