マイ・ボーイフレンド

　最近いろいろ危ない方面でご活躍の佐和子君だが、何と私と同い年なのだ。まあこの歳にもなるとそれなり世間も判ってきているのだろうから、納得の上でやっているのだろうが、デビュー当時はまさかこうなるとは思ってもみなかった。だって他に脱ぎそうな奴幾らでもいたからね。
　で、今から11年前のデビュー当時を振り返ってみても仕方ないのかもしれないけれど、何かこう、この当時からやろうとしていることがイマイチはっきりしなかった。ドラマなのか歌なのか、パンジーなのかソロなのか、これ程自分の立場がフラフラしていた娘も珍しい。それでもある程度の人気を得ることができたのは、その類まれなる美貌のせいなのだろうか。
　そのフラフラした立場のせいか、結局彼女は大成はし得なかったが、現役で頑張っている姿は誉められるべきだろう。
　(松田勇輝)