チャイニーズ・ボーイ

　それほどの名曲でもなく、それはどヒットしたわけでもないのに、なぜかいつまでも印象強く残る曲があるがこの曲もそういった作品の一つだろう。
　メロディーとアレンジはアイドルの曲にも時々ある中国風のものであり、一回で覚えられる。
　歌詞は中国の少年に恋した少女の普通の感情を歌ったものである。
　にもかかわらず印象的なのは歌手のキャラクターによるものかもしれない。彼女はどちらかといえばよく笑う明るい子供っぽい性格であり、身長も低くていわゆるマスコット的性格といえるだろう。
　衣装もいかにもアイドルといったもので、積極的にパンチラを売り物にしていた。イベントで会ったのは一回だけだったが、大きな上の前歯にルージュがついていたのを今でも覚えている。
　(高杉洋一)