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パンジーのあの三井比佐子の、なんとアルバムである。アルバムのキャッチコピーの「パンジーのチャコ、ドキドキ期待のファースト・アルバム」は、「期待」を、「ハラハラ」に変えた方が言い得ている。正に最初から最後まで飽きさせることがない、スピルバーグの映画のようだ。これは偏に三井比佐子の歌の下手さによる。歌が下手なら下手なりに声量を絞ってせめて音程だけでも合わせようとするものだが、三井比佐子はそんなことはしない、地声で歌い放ってしまうのだ。アルバムのタイトルが示すとおり、まるでノーテンキな『ワンダフル天使』なのです。それで、この天使をチャコと読ませたりするわけです。それにしてもこれ程までに聴くのが苦痛なアルバムが存在すると言うことが、アイドル大量生産時代の底辺を語っていると言えましょう。Mっ気のある方は是非。 |
