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所謂、名曲である。菊池桃子を語る時、この曲は必ず高い評価を受ける。SUMMER EYESが菊池桃子をスターダムにのし上げる役割をしたならば、この曲は菊池桃子の価値を不動のものにしたと言ってもいい。楽曲と、歌詞と、桃子のイメージと、それらが絶妙にクロスしている。ストーリーは、女の子の儚い心内を描いたものである。明日の朝まで残っていないかも知れない雪の上に、わざわざメッセージを記そうとする女の子の姿が思い浮かぶ。思うに、この曲は恐らく桃子にしか歌えないだろう。他のどんな女の子が歌っても、聴く人に同じ感動を覚えさせはしないだろう。何故なら、この曲は当時の菊池桃子の象徴とも言えたし、そして今でも、この曲が昔の、あの頃の桃子を思い起こさせてくれる歌に変わりないからだ。この曲をリアルタイムで聴けた僕はラッキーだ。 |