H-i-r-o-s-h-i

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渡辺桂子

  • 作詞:売野雅勇
  • 作曲:筒美京平
  • 編曲:大谷和夫
  • 発行日:84/03/21
  • 番号:UE-560
  • 発売:テイチクユニオン
りすにんぐ・るーむ

 渡辺桂子って、ある意味では「最もアイドルらしいアイドル」であったような気がします。そしてその「ある意味」は何かと言うと、人に対して媚びているそんな部分を指していると思えてならないのです。でもそれはそれで悪くはないと思うし、むしろメリットですらあるとも感じたのです。なんて事を、当時深谷健二君と共に彼女のインタビユーに行った時に思ったりしたのですが、個人的にはかなり好感度の高い女の子であったのも事実でした。でも、84年組の子ほ、何故か不幸な結末を迎えたケースが多くて、何だか複雑な感情がよぎります。彼女もアメリカに行ってしまったのですが、でもそうした部分があるからこそ、この世界なのだとも感じます。
 ところで、この曲は実に爽やかな筒美京平ポップスで、そんな事が夢のようにすら思えるのです。
(斎藤一)