りすにんぐ・るーむ


一同▼おそい。おそいぞ~。鈴木宏治はどうした。
増▼いつものことだからね。
青▼もう始めましょうよ~。
山▼じゃ、そうしよっか。
それじゃテープを、いれてっと。
鈴▼ちわ~ス。
山▼なんだおまえ、おそいぞ~。
青▼もうはじめるとこだったんだから。
鈴▼あ~、もうしわけないです。
山▼それじゃはじめるよ~

▽春ラ・ラ・ラ!


山▼もうはじまってますよ。
青▼エ、もうはじまってるんですか?
青▼やっぱり、『春ラ・ラ・ラ!」よりもわたしは『私の首領』のがいいな。
青▼『ワンダー・ブギ』でもいいな。
増▼いや~、ゆるせない。
青▼何が?
増▼いや~。…だってね。ゆるせないですよ。
青▼な、なにがゆるせんいんですか?
増▼男としてこいいう歌詞はゆるせませんよ。
青▼ああ、そうですか。
山▼これ、最低ですよね。
鈴▼内容はね。
増▼じょうだんじゃないですよ。
  もう、会ってやるもんかって。
山▼あたりまえですよそんな。
増▼話が合うわけないだろ、って。
青▼なるほど、アレンジが竜崎孝路なんですね。わたしはじめて知りましたよ。
鈴▼あれ? 『三枚の写真』はやっちゃったんですか。
山▼それ、音がないんです。
鈴▼ゲ!
山▼山下さんに借りたのだけ、音がないんです。残念です。
青▼ところでそれは…。差し入れですか?
鈴▼コージーコーナー名物、ジャンボシュークリームです。
山▼お~、プリンはないの。
鈴▼プリン高いんですよ。
山▼150円じゃなかった?
鈴▼150円です。
山▼いいじゃあの大きさで150円なら。
山青増▼いただきま~す。
山▼おなかすいてたんですよ実は。
青▼う~ん。ものすげーおなかすいてたんですよ。
山▼くいにいこうかなー、とおもってたんだ。
青▼しかしまったく…。ところでこの曲はだれが書いてるんですか?
山▼えっ、星(光一)さん。
青▼星さんですか、な~んだ星さんしか書かないよこういう曲は。ハッハッ。
増▼なんでこれが売れたか、わたしには理解できなかった、あのころ。
青▼このこはわたしはべつに、気にもしてなかった、別に。石野真子などという。
山▼いや、ぼくはどう、どう考えても石川ひとみに。ですから、石野真子ケギライしてたころだから。なんであんなブスが、って言ってたころだからね。
青▼まったくう~。
山▼ジレンマが、ずいぶんあったんだよね。
青▼そういうことはちょっと…。文にはできませんよ…ちょっと。
増▼いいんだよいいんだよいいんだよ
山▼いいんですよそんな。
山▼いやだから、曲とは別に。本人がきらいだったっていうはなしだから。
増▼本人もきらいで、曲もきらいじゃはなしにならない。
青▼そこまで言う!
鈴▼でも、そこまでいきませんけど。ぼくなんか、眼中なかったからな。
山▼でもね、引退してからね石野真子ねー曲好きになったんだよ、わたしは。
青▼で、この曲はどうなんですの?
青▼おわっちゃいましたよ。
山▼おわったからいいでしょ。
山青▼(笑)

▽しあわせ未満


増▼こういう世界はいまないから。
鈴▼『神田川』の世界って書いてありますね。
鈴▼あっ、あのおもしろい萩田光雄さんですか。アレンジ。
増▼おもしろいってのは、どういうこと?
鈴▼ユニークだという。
青▼えっ、でも、このころから?
鈴▼ふるいもんな~。
鈴▼人物も、インパクトあるという噂なんじゃないんですか?
増▼これ、筒美なんでしょ?
青▼ほうなの?
増▼このころ筒美さ、自分でアレンジすることが多かったけど。そういう曲はアレンジだめだよ。
増▼松本隆ですかこれ?
増▼女の子にボクって言わせてるの。
青▼ま基本的に、わたしは太田さんはすきです。
鈴▼繊細系っていうの松本さんは好きですよね。
山▼これがいいんだよね。はにかみやっさ~ん、がいいんだよね。
青▼う~ん。ほうほう。
増▼あー、そんなこと言っちゃだめだ。
増▼ここがちょっと…。だらしないですね男が。
山▼おとこがだらしない…。
増▼あ~、でもだいぶ余裕があるのかもしれない。
山▼余裕があるんですよ。絶対ついてくるっていう自信が、この男にはあるのね。
山▼まじめに仕事すりゃいいのにね。学生結婚かなんかかなの。
増▼そうですね~。
山▼ま、『神田川』ほど、悲惨じゃないから。
山▼う~ん。この女も主体性がないのかもしれない。もてないような男を選ぶっていう。まっいいかってやつかもしれない、これで。そういう女はもっと、金持ちのところいっちゃうかって。
増▼そういうのは、金持ちのとこいっちゃえばいいんだよ。
鈴▼でも、母性本能が強い人って、そうなんじゃないですか?
増▼なんとなく。わたしがいなければ…。
山▼看護婦さんタイプですね。
山▼そういう人って気が多いからなあ。
鈴▼保母さんも多いとおもう。

▽ガラスの目隠し


青▼でましたね。
青▼いや~名曲ですね。ぼくこの曲好きですよ。
増▼わかんない。ぼくこのころ、一般人だったから。
青▼一般人って、信じられないなあ。
青▼ま、この曲はアレンジでキマリですよね。山さん。
山▼アレンジですね。
増▼いや600円のレコードのころは
青▼…知らないなあ。
山▼えっ、『ガラスの目隠し』ですよ。
青▼いつの話をしてるんですか?
増▼あらっ?ほんとだ。
青▼やだなあ。
鈴▼オレ、ボケかましてるかとおもいました、ず~っと。
青▼こまるなあ。
鈴▼88年大活躍の年じゃないですか。
増▼なんだ。上から順番からおもってたから。
山▼ない曲があるの。うちにない曲とか、飛んでるの。
増▼あー。
青▼これは、あと、あとで出ますからまってくださいよ。お、小川範子でなー。このころ…このころ…
鈴▼大活躍の年じゃないですか~。
増▼あ~、このころは一般人というわけじゃなかったですよ。たしかに。
青▼…このころ。なにゆってるんですすか。もう。(ひとりで受けてる)
鈴▼浜ちゃん突っ込みしようかとおもっちゃいましたよ。
増▼東工大でこーやってましたから。
青▼まったくこまったもんだ。
青▼やっぱ米光のアレンジはおしゃれですよね。
増▼えっ、米光ってパードル、じゃないんですか?
青▼ちがいますってば。美保じゃないんだって。やだなー。
増▼米光ったら、米光美保しか考えられない…。
青▼あらあら。
山▼この、アップテンポな、アレンジに、この、スローなメロディーラインていうのがなんか、ガンダムみたいだよね。(笑)
鈴▼なにそれ。
山▼ガンダム系のアニメはさー、テーマソングこんなんじゃ。
山▼ま、当時この、死んでるみたいよが問題になって。
青▼う~ん。
増▼これ、東工大で叫びましたから。しんでるみたいよ~って
山▼や、天皇が本当に死にかけてた時だからさ。テレビずいぶん打ち切りりになったんだ小川範子の。
増▼はーはーはー。
山▼うん、予定いっぱいはいってたのにさ。全部流れなかったんだよね。
鈴▼んじゃ~、テレビ局で眠ってんですね。秘蔵テープ。
山▼そう。オンエアされなかったの、いっぱいあるもん。撮りがはいってて。かわいそうでしょ。
山▼時期がわるすぎたよね。
増▼だれだろ、この、とんでもない詞を書いたの。
鈴▼川村真澄
山▼でしょ。で発売が88年の11だよ。
鈴▼でも、今でも聞けますよね。
山▼で、そのころのね。その年の11月12月っと。天皇があぶないつって。年賀状に、昭和64年て書こうかどうしようかって、みんな悩んでたっていう。西暦にしてくださいっていうね依頼が、いっぱいあったっていう。
青▼年賀状ならまだいいですけど。カレンダーがいちばんパニックでしたよ。(笑)
山▼そうそう。(笑)
山▼や~。あぶなすぎるなやっぱりこの感じは。かけられないね、ちょっとね。
青▼うーん。
鈴▼こ~ゆ~、ホーンセクションが充実してるのって好きだな。
山▼ここらへんがもっとあぶないってゆう。病状がだんだん悪化してるんじゃないかなっておもっちゃうような。これ天皇の叫びじゃないんじゃない。(笑)
鈴▼これ何枚目でしたっけ。
山▼四枚目。
青▼うん四枚目。
山▼なみたばうたたねこわれるめかくしだもんね。
青▼この、このころまでは好きだったんだけど。
山▼そうですか?
鈴▼なんか、取り扱い注意ソングってのが多いですね。
増▼小川範子の…『こわれる』とか。
山▼小川範子は最初からそうだから。
鈴▼危険分子なんとかとか。
山▼『バスルームの幻想』なんかとってもエッチですからね。
山▼次なにかな?

▽ひとりぼっちは嫌い


山▼あ~。
青▼う~ん、なるほど。
増▼まあまあ。
山▼これはメロディーラインの勝負なんじゃ。
増▼これは松本隆だなあって、わかっちゃうから。
山▼この“キュっと”ってとこ、振り見たいな。(笑)
山▼右、右腕をこうせなかに、やるんだよね。
鈴▼弓なりになるんですか? こうやって。
山▼そ。弓なりなって、えびぞって、…たおれるの。
鈴▼背筋力がある人ですね。けっこう。(笑)
山▼ここらへん、パターンのアレンジという。
青▼うん。
青▼ま、名曲は名曲ですけど、ありがちですね。
山▼ありがち? やっぱりこれ、サビのところのメロディーラインが。やっぱ、いいんでしょ。文句ないんでしょ。
増▼このころは、ハマってませんでしたから…。
山▼うん。ハマってなかったけど。いい曲だな、とはおもってた。
増▼要するに若松さんが、CBSソニーの、作りたい曲を作ったって感じの。
山▼はー。
鈴▼なしのつぶて、ってなかなか言いませんよ、みんな
青▼いま、いまどきの若いコは絶対つかいませんよ。
鈴▼83年のころでも、つかいませんよ。
増▼松本隆ですからねえ。
山▼いや、いまでもそういう歌詞っていっぱいでてくる。つかわないことばはね。
山▼高橋美枝も最初観たとき、あかわいいっ!、とおもってね。だけど…
増▼よく見ると顔がでかいっていう。
山▼そう。だれかと並んだの見てね、顔がすげーでかいんで、やめてしまったんです。(笑)
増▼作詞家でがんばってくださいということで。

▽ここだけの話~オフレコ~


増▼このころのワーパーは、ベースラインが重かったの。
青▼そうそう、ここらへん、ね。
山▼いきなりこの声聴いて、わたしはぶっとんだね。(笑)
鈴▼あっ、オレもそうなんすよ。
山▼レコード買って。声聴いた瞬間にぶっとんだもん。(笑)ちがうんじゃないかとおもって、ジャケット見かえしたもん、オレ。
青▼わたしはとりあえず、レコードが出る前に、何度も聴かされていたから。
山▼や、レコードではじめてきいたからね。
鈴▼作曲の山本達彦が、ぼくはじめてアイドルに書いたんですよ、かわいいコなんですけど、声に魅力があって、て。どんなんかな?、聴いてみたら。ジャケット見たら、かわいいじゃん!。レコードかけたら、うぇ~??
山▼ジャケ写と内容と声が合ってないよね、やっぱり。
鈴▼ほんと。いちばんですよね。
山▼ああ、声と内容は合ってるけど、ジャケ写の雰囲気からは、この曲は想像できないね。
青▼わたしも知り合いから、A面とB面、どっちの曲をA面にしたほうがいいかと聞かれて、どっちもヤダ、と言った覚えがある。(笑)
増▼知り合い?。かんでたのこの曲?
青▼う~ん。
鈴▼秋からまた、やるんでしょ。秋からまた、歌手。
青▼ま、わたしゃ、『ターミナル』が好きだな。
山▼『ターミナル』はあぶなすぎる。
増▼それってただの鉄ちゃんじゃない。
山▼『テロップ』のが、あぶないんだな。
青▼う~ん。
山▼顔見たときはな、絶対もう、お人形さんみたいなウルウルもののだね、メルヘンチックな曲でくると、決めつけてたからね。
鈴▼それ、くつがえすのが、作戦だったんですね。
山▼作戦、はずれたんだとおもうよ、オレは。
青▼(笑)
鈴▼まだ、時代が、要求してなかったのかな。
青▼そうかなー。
増▼ワーパーが作ればこんななっちゃうよね。
青▼このころのワーパーは、みんなこうだったよなあ。
増▼アンケートはがきがいっぱい、はいってて。
青▼う~ん。(笑)
山▼ここらへんのアレンジどうですか。
  むせびなくギター。
青▼う~ん。
鈴▼だれかさんににてますね。
山▼だれ? 高中ですか?
鈴▼系統ひいてますね、なんとなく。
山▼えっ?
鈴▼系統ひいてますね。山口弘美の。はしっちゃうっつのが。
山▼ハミングバードはワーナー系だから。
山▼でも、きらいじゃないんだけどな、曲としては。
青▼うん、いいですよ。
鈴▼ぼく好きですよ。
鈴▼打ち込みとしてはうまいですよ。

▽潮風のメロディー


山▼さあ、これは。
増▼どうみても、ぼくの範囲ではないですね。
青▼わたしの範囲でもないな、もう。ここまでくると。
山▼ヤングナツメロ。(笑)
青▼ヤングナツメロですからねえ。
山▼あさおか…、あさおかじゃないや南沙織だけれど。
鈴▼このバリ盤。すごいですね。
山▼ごめんね。きれいなものを手にいれるような。高額は…ない。
鈴▼いまCMでやってますね。
山▼やってる?。『春の予感』だろ。
増▼この歌、聴いたおぼえがないよ。
山▼うそ~。わたしは。夜ヒットとかでよく、いっしょにうたってたよ。
鈴▼あっ、ここらへんは聴いたことあある。
増▼このへんはあるかもしれないなあ。
山▼ソロで歌えるよ、ここらへんの曲なら。
山▼カラオケにあったら歌おう。
青▼う~んやっぱり…。まかせます。
山▼いちよー。ね、イメージコンセプトでこー、潮風とかだね。そういう、海に近いほうにもっていこうとするなんかがあるね、ここいらへんの歌詞は全部ね。
青▼うん。
鈴▼メロディーってゆーことばは、なかなか使いますよね、いま。
山▼メロディー。
鈴▼アルバム曲でもなんか、使いにくいな。
山▼でもデビューしてすぐに売れたんだよね、このコは。
山▼もうこの曲なんかそうとう聴いたもんテレビで。
山▼あっそうか。天地真理、浅丘めぐみ、小柳ルミ子だっけ?。最初三人、アイドル。アイドルというのが確定した、アイドルビッグバンの…。ビッグバンの曲ですけど。
増▼ビッグバンのころからつきあってまへんから。
山▼でも、その三人の中だったら、やっぱ南沙織だよな。
山▼こういう曲をだれかね、うまい歌手がリバイバルしてくれればまた、いいんだけどなあ。
鈴▼このままでですか?
山▼このままじゃないよ。ニューアレンジで。ちかいところでね、打ち込みでね。なんかいって。むつかしいけどね。ここまで、うまく歌える歌手がいまいないな。あんまり。

▽話しかけたかった


山▼最近のCS。最近でもないかもう。
鈴▼これで3年、4年前ですね、もう。
山▼ここらへんまでは、CSのアレンジ良かったんだよね。
山▼だれがいけないのかな。CDになってからCS良くないんだな。
青▼う~ん。
増▼う~ん。コメントしようがないですね。でも、いい曲にはいい曲ですよ。
山▼さわやかでいいじゃないですか。
鈴▼詞のわりふりがうまいですよね。
山▼書いてきた人の原稿読んでないからなあ。
増▼そうとう気合いれて書かないと書けないですよこの曲。
青▼でも、このころの岸正之はみんなおなじ曲だったからなあ。
増▼いまだって同じだよ。
青▼まあおなじが…、そう言われるとなにも言えねーや。
鈴▼てきびしい。
増▼田山真美子だって、聴けばわかるじャないですか。ぜんぜんかわってませんよ。
青▼ん?
増▼田山真美子。
青▼でしょ、でしょでしょ。まるっきしかわってないよな。まったく。
増▼この曲はよくできてるけど。
山▼初期の南野陽子のイメージこれできまったような気がするよね。
増▼初期なのこれ?
山▼初期でしょこれ。十分初期でしょ。中期ってどっからなるの。
青▼え~っ。これ中期でしょもう。
増▼中期だとおもいますよ。
山▼もう中期なの? じゃいまなんかどうなっちゃうの。
増▼晩年。
青▼いまもう晩年。
鈴▼晩年にしちゃうんですか。
青▼だって。
鈴▼熟練期とかしないの。
青▼いや。これ初期ってゆったら、やっぱり~。スケバン刑事…
増▼スケバン刑事以前。
青▼以前?(笑)以前じゃ一曲しかないじゃないですかぁ。
増▼途中まで、途中までね。
青▼スケバン刑事までだよ。いや、スケバン刑事まで。
山▼いちようほら、スケバン刑事のラインの曲と、こーゆー、最初のイメージの曲のラインとふたとおりあるじゃない。南野陽子は。ぼくはこっちのが好きなんだけど。曲だけとってはなんか…。
鈴▼大正時代みたいな短さだったんですね。南野陽子。急にコロっとかわっちゃって。
青▼いや、わたしは…。
山▼いや、スケバンのラインが好きだって人もいるんだよね。
青▼わたしが。スケバンのラインが好きなパターンですから。
山▼ぼくはだめだ。こーゆー、おとめチックなほうがいいの、なにがなんでも。
青▼やっぱ。ただ単に、ビッグになりすぎてきらいになっただけです。
山▼そういうひと…。いまでもぼくは南野陽子好きですよ。
山▼OREだって、南野陽子で買いはじめたんだから。
鈴▼OREはなんか、南野陽子の本、ってかんじじゃないんですかなんとなく。
青▼うん、だからわたしはOREを買ってないのかもしれない。(笑)
増▼わたしは、ORE顔は…、ORE系の顔は…。
山▼わたしORE系の顔かんぺきに弱いんです。むかしからもう、マガジンにはまってる。(笑)DELUXマガジンのころからですから。
山▼伊藤麻衣子にはじまるからね。
青▼う~ん。
山▼最近は吉田真里子なんだけどね。吉田真里子からかわいいコがでないな。とおもってるんだけどね~。

▽はにかみ天使


山▼吉成ですけど。
青▼だれですか、こーゆーマニアックな曲をレビューした人は。
増▼だめだよカバーなんて。
山▼だってカバーだろうがなんだろがわからないもん。そんな。オリジナル聴いたことないもん、オレ。
増▼どっかで聴いたことある気がするけどなあ。
鈴▼オリジナルっていうのは英盤?
山▼ぜんぜん知らない。
鈴▼日本語詞って書いてある。
山▼そうだよ。
増▼けど、名前的に、イギリス系じゃないような気がする。
山▼ロゼルイス…なに。知らないんだとにかく。だれが歌ってたかもわかんない。
鈴▼東芝EMI行ってごっそり。英盤持ってるから。
山▼声量のないとこがいいんじゃない。
青▼なんで曲をつくったのかも、わからないところがいいな。
山▼とりあえずレコードデビューしちゃったっつーかんじ。
増▼たくさん出してますよ。でも。
山▼とってもかわいいんだけどデビューした歳が。
増▼山中すみかとかわんないよこれじゃ。
山▼かわんないですね。
青▼へ?
山▼うん、こ、これくらい小さく焼くとすみかとかわらないな。
青▼なるほど。
鈴▼写真のパロディーでやってるっていうか。
山▼え、似たような顔立ちのコ、バッと並べるとおもしろいかもよ。ジャケ写載ってるから。
青▼う~ん。
山▼大場久美子と水野きみことね…。
鈴▼よくみりゃリリーズ。
山▼デビューしたときにもうだいぶ年だったんだよね。ハタチくらいにでしょ。19? オレより年上だもんな。
鈴▼いまですか?
山▼いやむかしから。あたりまえだけど。(笑)
鈴▼急にかわんねーか。
山▼や、そうでしょ、たしか。データ書いてなかったっけ?
山▼ひとつかふたつ年上なんだよな、たしか。
青▼こんなの、知ってるひとがいないですよ。
増▼え、有名ですよ、いまは。
山▼市川かおりさん。
山▼TXでしか見ることができない。

▽アプリコット・キッス


青▼う~ん。このころは良かった。
鈴▼どうしてあんなになっちゃった?
青▼うん、実際このころは良かったと言っときながら、このころは好きじゃなかったっていう。(笑)事実が残されているからなにも言えない。
鈴▼この感じで、ずっといっちゃったらやばかったんじゃないかな。
山▼このころまではね。ジャケ写がかわいいのね。
増▼『心の扉』もね。
山▼でも、そのころにね。あの。プレイボーイの水着のグラビアがねえらいブスでね。オレだまされたとおもったもん。
山▼でも、芳本美代子ってミョーでしょ。
青▼うん、でも、どれも曲はいいですよね。
山▼テイチク最初曲良くてだんだん悪くなってくるから。
青▼いや。後半もちゃんとまともな曲ですよ。ミッチョンの場合は。
山▼めずらしくテイチクにしては?
増▼売れなくなると、カバーでごまかしちゃったりするからね。
山▼なるほど。
青▼ま、このレコードジャケットでこの曲でったら、だまされますよね。(笑)
鈴▼下校時にバイクがいいってったら神奈川ですね。
増▼えっ?
鈴▼海辺のバイパスっつーとこだったら湘南…
山▼西湘バイパス。
鈴▼西湘ですね。湘南高校かって。
山▼バイク持ってないやつはなに?神奈中バス?(笑)
鈴▼あそこらへんね、後ろからこーやって乗って整理券もらうんですよ。
山▼想像してたのがちがって、アプリコットだったんですね。
山▼アプリコットってオレくったことないや。
鈴▼え~っ?
増▼わかんないなー。
鈴▼結局。アプリコットだったんですか。
山▼だから、タイトルになってるんでしょ。
増▼アプリコットか…。
山▼むかしは、レモンだったんだよ。
増▼人によって、ちがうんです。
山▼人によってちがうの。うめぼしとかいう人もいるの。
山▼ぎょうざとか。
鈴▼いやだなそれ。
山▼納豆ってオレ最低だとおもうなオレ思わずよけるとおもう。
鈴▼朝ありがちなかんじ。
増▼二人でたべたらこわくないけど。
山▼オレくわないもん。なにがなんでもぜったいくわない。

▽瞳の中に


山▼次LISPですよ。
青▼おっと。もっとボリュームあげましょう。なんて。
増▼知らない。
山▼知らない。
青▼いやこれば名曲ですぞ。…いやどこが名曲なんでしょう。
青▼これが三宮なんじゃないかとおもうんだけど。まあいいや。
増▼これじゃないね。
山▼これじゃないね。最初のかな?
青▼いや、2番目じゃないかとおもうんけどなー。
増▼ビデオないの、もってないの。
青▼えっ。
増▼歌ってるビデオ。
青▼歌ってるビデオなんて、だれが持ってるんですか。テレビで歌ったことが、あるのかどうかも疑わしい。
鈴▼こんなレーベルあったんですか?
山▼ない。
青▼まっ、このCDは高いですからね。4950円ぐらい、でしたっけ。その金を払って、CDを買って、おまけにビデオがついちゃうという。
鈴▼な~んか。韓国商法みたいですね。
山▼でもCD3曲入りじゃん。
青▼ほうですね。
山▼ラッキーじゃん。
青▼ラッキーですねえ。
山▼カラオケは入ってないの?
増▼中古屋行けばCDだけあるの?
青▼あるかな~。
山▼ふつういっしょに売るでしょう。ビデオのところを見ないと、このCDは手にはいらないんだ。
青▼しかしわたしがこれを手に入れたのも奇蹟ですよ。発売から、1年以上もたって、たってるというのに、ついこないだコンビニエントアで売っていたという。(笑)よく1年も置いといたなっていう。
山▼なんかアルバムのラストみたいな曲だなあ。
鈴▼このままねちゃいそ。おやすみなさい。
山▼いちよ、これはビデオにはいってるのこの曲?
青▼アニメは歌ってますよ。それで想像するしかないですね。
鈴▼アニメって何? ビデオアニメですか? ぜんぜん知らない。
山▼ふつう知らない。

▽H-i-r-o-s-h-i


増▼これはカラーレコードなんだよね。
山▼赤ですよ。ほんとに赤ってかんじ。
山▼ヒロシって名前は、つかいやすいのかな。
青▼う~ん。
山▼あんまほかの名前、男の名前って出てこないね。女の名前はいっぱいあるのに。男の名前はヒロシが圧倒的に多いんだよね。
青▼おおいいね。
鈴▼同級生がよろこんでうたってたですよ。
山▼この曲は何がいいんでしょう。いいんだけど。
山▼ん~、バランスがとれてるってとこかな。歌唱力もあるしね。安心して聴いてられるってことはいいことだ。
鈴▼でもあまりうますぎると、BGMになっちゃうとかいう。
山▼それいいんですよ。それで。名曲ってのは、耳になじむもんなんです。
鈴▼テイチクなんですか。
山▼渡辺桂子ってでもあんまりテレビで見たことないな。
青▼う~ん。ドラマは見たけど。
山▼ドラマも見てない。あんな、ドラマなんてやんないで、もうちょっと、歌いっしょうけんめいやれば、売れたかもしんないのに。
鈴▼みんな、大映テレビ出ちゃったからいけない、かな。
山▼大映ドラマは両刃の剣だからねあれ。(笑)ほんとに。

▽スプリング・サンバ


山▼『スプリング・サンバ』(笑)これはいっぱい語れるな。(笑)でも大場久美子の曲の中で、オレこれいちばん好きじゃないんだ。実を言うと。(笑)
青▼すいませんね。わたしは好きなんですよ。
山▼アーイエオーイエがやだな。
増▼それどっかのレビューにも、おなじことが書いてあった。
鈴▼アーイエオーイエうるさいって。
青▼いや! 大場久美子ぐらいに、歌があんまうまくない人は、こーやってごまかすしか手がない。かんぺきなごまかしかただと、わたしは思うけどね。
鈴▼これ、歌なくして、コーラスなくして、だれか、男かなんか歌ったら、ほんとのリゾートソングになるのに。
青▼いや。曲は和泉だし、アレンジは萩田だし、かんぺきですよね。
増▼う~。
山▼大場久美子がもう、売れてるときの曲ですね。もう、人気が、いちばんあったころの曲です。
増▼え~っ。聴いたことないよ。きょうはじめて聴いたもん。
山▼曲…で売れたというよりも、大場久美子の人気で売れたという曲ですから。
山▼大場久美子以外が歌ってもだめでしょ。
青▼いや! これはー、女の子3人あたりが歌うと。
山▼Cottonですか?
青▼売れるかもしれない。(笑)
山▼う~。じゃCottonに期待しよう。
山▼ボンドだから少女隊かなんかがやればいいのに。…だめか。
鈴▼もういなくなっちゃった。
山▼ソコヌケに明るいですけど。内容がないですね。歌詞に。