- 作詞:松本隆
- 作曲:大野克夫
- 編曲:船山基紀
- 発行日:77/01
- 番号:N-11
- 発売:NAVレコード
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曲のタイプとしてはオーソドックスな叙情派フォーク路線。この曲を最後に引退した時、僕は三日三晩泣いた思い出があります。
当時高校生だったので、水曜日の放課後には毎週のように「銀座NOW」の番組公録に顔を出し、テレビにもよく出演していました。私的な事はこれくらいにして、この曲の良さを紹介しませうね。ます詞が泣けます。16歳の女の子が2歳年上の男性に恋をして、約4年間の恋模様を四季の風物に折りまぜながらの表現は実に見事。曲がスローテンポなので、詞をかみしめるように唄う聖子さんが哀愁しています。たとえば「夏のまぷしさ」「谷川の秋」「落葉」がやけに印象的な詞で、ラストは「過ぎた月日が残したものは三枚の写真」という失恋劇で幕が閉じます。やはり、10代の恋はしょっぱいけど、哀しみを懐しさにすり替えて強く生きようネ。
(西澤優紀)
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