夏のバルコニー

夏のバルコニー

若林志穂

  • 作詞:安井かずみ
  • 作曲:加藤和彦
  • 編曲:萩田光雄
  • 発行日:85/06/25
  • 番号:ALR-785
  • 発売:アルファレコード
りすにんぐ・るーむ

 現在も女優として地味ながらも息の長い活動を続けている若林志穂のデビュー第二弾である。
 現在の彼女は年齢にふさわしい女性の香りを感じさせているが、デビュー当時の彼女は年齢よりもかなり子供っぽく、大きな前歯が特徴で、そのかわいさは伊藤つかさの後継者といわれたくらいであった。
 デビュー曲がスローテンポの春のイメージの曲であったのに対して、この曲はアップテンポの明るいメロディーとリズムでできている。
 何度も繰り返される「バルコニー、バルコニー」はややしつこすぎる気もするがイントロのノリも良く、そのせいか発売当初はもちろん、歌手時代の末期にいたるまで、この曲はほとんどのイベントにおいてオープニングとして使われていた。その点でファンにとっても思い出深い曲である。
 (高杉洋一)