私の知る限りで、一番の水着アイドルがこの掘江しのぶだと思う。あの明るい笑顔がとても健康的で、グラマーな躰でありながら、全然嫌みがなかった。その掘江しのぶが、もうこの世の人でないということはいまだに信じることができない。 この曲は、記念すべきデビュー曲で、曲の内容からジャケット写真までなにもかもが掘江しのぶらしかった。そういう意味では本当に完成されたデビュー曲といえるだろう。 曲は、とても明るめの松田良のメロディに、これぞ夏の歌という感じの水谷公生のアレンジ、そしてなんともいえないコーラスのタイミング、なにもいうことがない。 掘江しのぶの短い生命の中で、この様な名曲を残すことができたのが、せめてもの救いであったような気がする。 (くまはすきやき)