- 作詞:秋元康
- 作曲:松尾一彦
- 編曲:今泉敏郎
- 発行日:85/12/05
- 番号:RHS-225
- 発売:RVC
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りすにんぐ・るーむ
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アイドル歌手のタブーとされている「人間の死」に関する歌であるこの曲は、歌の部分よりも、語りの部分の方が多いということからもたんへんマニアックである。
しかし、この曲の特筆すべき点はその様な所にあるのではない。それは、秋元康の詞にあるのである。
この曲め聴き方は、まず初めに詩を読んで、頭に情景を思い浮かべてから、落ちついた気持ちで聴くのが良いだろう。この曲は、雨の中の大聖堂の中で一人ポツンと少女がただひたすら神にいのっているというシチュエーションが素晴らしいのである。メロディーやアレンジなどはどうでもいいのである。この曲は秋元の詞だけで名曲と呼べるのである。
というのはたてまえで、この曲は単に栗田ひろみの『愛の奏鳴曲』の焼き直しでしかありません。つづく。
(佐々木加須美)
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