ヴァージン・ハート

　相楽ハル子（晴子）は、若手女優では数少ない“歌唱力のある役者”と思っている。 　当時、スケバン刑事II・少女鉄仮面伝説のお京こと、中村京子役で出たのがキッカケでいわゆるアイドルっぽいデビューをした訳だけど、まるでたとえれば中村由真の三部作のごとく“ビー玉のお京”ソングとなりつつも必死で“相楽ハル子”という“自分”も出そうという気合いも感じられる！
　中村由真のジレンマのごとく、サウンドもハードアレンジで特にバッキングのギターのリフやＳＵＳ４↓セブンスに解決するコード進行はまるまるノリはハードロック。
　ＬＰには“ビターヴァージョン”てのでサビのヴォーカルにディレイ効果がかかってるケド、シングルでもやってほしかった。基本的に唄の上手い奴でないとうけつけん俺には当時この曲は最高だった。
（あすか）