恋のABC

　曲はほとんどフィフティーズポップス。なんかそこらへんのパクリみたいなんだけど僕はよく知らない。両腕を左右に振って膝上げて腰振って、ゴーゴーが踊れちゃう、と言ったら分かるかな。そして詞のほうは、当時の典型的なドタバタ学園コメディーそのままみたいな内容で、授業中のシーンにありがちなやつです。
　「恋のしかたをおしえてよ、ABCからよ」と歌ってますが、当時はまだこのABCにAが何でBが何でみたいな意味はなかったように思いますし、素直にアルファベットのABCを教わるように、と言う意味でしょう。女の子がまだウブだったんですね。最近の（もう最近でもないか）浅香唯に至っては、「愛（Ⅰ）の手前はヤッパシH！」と過激になってますよね。これはHに意味があるからいいんで、「恋のABC」の場合は深く考えない方がいいでしょう。
（矢間基則）