|
気にいらない服を着たり、まずいモノでも食べなきゃいけない時がある。もっといい街に住みたいと思うことだってある。仕事も勉強も、不満は生活の数だけ転がっている。好きになれない曲を歌うのも必要だし、たとえ親指姫でも勝手なことは許されない。だけど彼に片想いしている女の子には、わがままを言わせてあげたい。松本隆の緻密な情景描写。ちょっと強がりな女の子。無理してはしゃいでも、メロディだけが切なく響く。この曲は山瀬が届けてくれた精一杯のわがままだとおもう。とても自由で素直に表現されてる。彼女の作品には、製作者の姑息な意図に押されて、ボーカルがどこか窮屈そうなのが多い。特に最近は・・・。 |