<< ターンテーブル:1982年ベスト20 >>

1999年9月11日から12日@おれんじ★てぃー編集部伊豆オフィス
順位 タイトル 歌手名 くまは nattomaki だいさく ネコ八郎 西沢雄大 得点
1 スローモーション 中森明菜 3 5 4 4 4 20
2 少女時代 百瀬まなみ 2 4 4 3 5 18
3 夢見るseason 伊藤つかさ 5 4 4 3 2 18
4 秘密のオルゴール 川田あつ子 3 3 5 2 5 18
5 君は輝いて天使にみえた 石川ひとみ 2 5 4 4 2 17
6 あなたへのバースディ・カード 沢田聖子 5 3 3 4 2 17
7 ゆ・れ・て湘南 石川秀美 4 5 2 2 4 17
8 ひとりじめ 石川ひとみ 2 3 4 4 4 17
9 潮風の少女 堀ちえみ 4 3 3 3 4 17
10 気分を着換えて 中島はるみ3 4 3 3 4 17
11 真夏の少女 堀ちえみ 4 3 3 3 3 16
12 デンジャラス・ゾーン 三井比佐子 4 3 1 3 5 16
13 聖母たちのララバイ 岩崎宏美 4 3 1 3 5 16
14 駈けてきた処女 三田寛子 3 3 5 4 0 15
15 私のモナミ 水野きみこ 2 5 4 3 1 15
16 オリオン座の向こう 白石まるみ 3 4 3 4 1 15
17 月曜日はシックシック 三井比佐子 4 2 1 3 5 15
18 Love Light 早見優 4 3 0 3 5 15
19 キラリ・涙 水谷絵津子 4 2 3 4 2 15
20 急いで!初恋 早見優 3 4 3 3 2 15

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◇ りすにんぐるーむ ◇

◇ りすにんぐるーむテキストバージョン ◇

くまはすきやき

全体としては、まあ妥当な曲が選ばれたかなと思います。
個人的には上位5曲では、高得点といえる4点以上の曲がたったの1曲ということで、納得がいかない所がありますが、それはそれ自分が他のスタッフとちょっと違う所が出せて良かったのかも知れません。
とにかく今回集ったスタッフは、アイドルの曲にはそれぞれ確かな考えと思いを持った人たちですので、皆さんにも参考になるのではと思っております。
これからも色々と企画を考えていきますのでよろしくお願いいたします。

スローモーション 曲のクオリティは確かに高い。でも、アイドルのデビュー曲としてはどうだろうか?評価が分かれるところだ。
少女時代 可もなく不可もなくというところか。あまりに普通すぎてインパクトに欠ける様な気がする。
夢見るSeason この曲はなんといってもシングル曲のアレンジが良い。アルバム等には全て別バージョンの方が収録されているので残念。とにかく私情も多いに入って名曲と言い切る。
秘密のオルゴール 歌の下手さをごまかさずに真っ当に歌ったところが、逆に良かったという好例。曲も良い。
君は輝いて天使にみえた もちろん名曲なんだけど、歌も上手くて言うことないんだけど、当時あまり思い入れが無かったんだよな。
あなたへのバースディ・カード 安井・加藤・清水の最強トリオに裏打ちされた名曲。流れとしては『雨の日のサンシャイン』か、落ち着いた曲だけでなく明るい曲もあっていて良い。
ゆ・れ・て湘南 人気を決定付けた名曲。この曲の松本隆の詞には評価が分かれる所だが、小田裕一郎の曲と馬飼野康二のアレンジは文句なしだ。
ひとりじめ 2点というのは決して低い点ではないのよ。特に選ばれた曲で、さらに0点がレベルなんですから。
潮風の少女 これぞアイドルのデビュー曲というお手本の様な曲。ほのぼの元気なちえみらしさが気持ちよい。
気分を着換えて とても爽快。爽快すぎて少し軽くなってしまったかも。デビュー曲に続いて名曲。
真夏の少女 ちえみの曲はメロディラインがとても良い。とても気持ちが良い。そういえばこの頃レモンジュースばっかり飲んでいたっけなあ。(本当か?)
デンジャラス・ゾーン 誰がなんといおうと名曲は名曲。いいじゃないですか好きなんだから。
聖母たちのララバイ 名曲なんだけど、アイドルっぽくないからどうしようかな。ま、名曲は名曲。
駈けてきた処女 曲のクオリティは高いが、声が好きでない。好みの問題だけど。でも中山忍よりはオリジナルの方がはるかに良い。
私のモナミ 声質のために、歌の下手さが余計に目立ってしまっている。でも、曲は好きだす。詞がちょっとつまんないかな。
オリオン座の向こう とにかく詞が駄作。曲の良さが台無し。好きな人はすきなんだろうけど。
月曜日はシックシック 誰がなんといおうと名曲は名曲。いいじゃないですか好きなんだから。
Love light マイナーアップテンポの曲って好きなんですよね。途中の英語の歌詞もかっこよいですね。
キラリ・涙 曲と声がとてもマッチングしている佳曲。メロディも素直で、少女らしさをさらに引き立てている。
急いで!初恋 流れるメロデイと、はじけるボイス。とても清々しい。ただ上手すぎる英語の発音に好き嫌いが出るか?

nattomaki

スローモーション デビュー曲にして王者の風格ってところでしょうか。他の新人とは違った存在感がありました。次の曲が無ければ…と思うこともありますがあの路線は必然だったのでしょう。きっと。
少女時代 トップに続いて“歌謡曲”に分類される曲調。この曲の評価が、わたしたちスタッフの性格を表しているのか?。(笑) ジャケットのルックスと歌唱が一致していないことは一聴に如かず。
夢見るseason デビュー時が頂点だったって印象が。アレンジが強い印象の曲。
秘密のオルゴール 曲、オケとも際立ったところは無いので歌手のキャラクター勝負の曲です。ここらレベルになるとレア度でもプラス点が付きます(笑)
君は輝いて天使にみえた この年のベスト。歌詞のキャラクターが強い曲。この詞の世界に共感できる、そんな経験をしたことがあるかどうかが、この曲の評価を左右するのでしょう。そして、共感できる経験したってこともきっと価値があることだと思うのです。
あなたへのバースディ・カード 聴き込んでません。退屈したり、不快感を催したりしないので、及第。
ゆ・れ・て湘南 傾いた陽射しからたどりついたシアンを奪われた光が背景を塗り込める。切なさや、哀愁といった言葉だけが残った色だ。そしてその中を一台の車を走らせる、それだけで絵にしてしまう松本氏の筆の力。詞が車を走らせ、アレンジが背景を動かし、傾いてゆく太陽に向かって走っていく。どうしようもなく名曲。
ひとりじめ 安心して聴けるヴォーカルが心地良い。でも、安心しちゃいけない内容の曲なんだよなあ。
潮風の少女 若いってことはいいですねえ。
気分を着換えて 軽い。軽快。さわやか。声と合ってる。今となっては、軽さがはかなさに繋がって趣はあるけど、それは本来の曲の趣旨じゃないですね。
真夏の少女 つくづく、若さっていいですねえ。(しみじみ)
デンジャラス・ゾーン こういうノリは好きだけど、やっぱ色モノ。繰り返し聴くとつらくなる系。たまにならいいでしょ。
聖母たちのララバイ 客観的に良い曲だと思います。詞は好きでありません。
駈けてきた処女 春のやわらかい空気のゆらぎを表している曲、雰囲気は出てます。ヴォーカルもなそのような感じ…というかけだるいだけのような。歌唱力を必要としない曲は自分で唄うにはつまりません。
私のモナミ イントロのギターの音を聴くだけでも、オケに金がかかってる(おそらくこの年の新人で一番)なって印象。曲、アレンジともに鮮烈で素晴らしい曲。
オリオン座の向こう 飛び石を渡るような危ういメロディーライン、単純なアレンジが一つ一つの音を際立たせ、渡り終って得られるホッとした満足感が、中盤の流麗なメロディーラインが表現している佳曲です。
月曜日はシックシック なんでチャコが2曲も入るの?っていう。(笑) 面白い曲ですけどわたしの求めるものとは違うなあ。
Love Light 小気味良い場面展開のセンスが良い、洗練された曲って印象。わたしとしては「アンサーソングは哀愁」のようセンスに欠ける曲のほうが好みですが。

だいさく

アイドルソングに思い入れの深いメンバーが選曲するのだからさぞかしマニアックな曲が1位になるかと思ったら以外にも、ど・メジャーな曲が1位になった。最初聴かなくてもいいよという人もいたがあらためて聴くとやっぱりいい曲だ。
2位以下がこの辺の人の趣味がうかがえると思います。「少女時代」がランキングでこんな上位に来ることなんてこのほかではあり得ないでしょう。
音痴が隠しきれないため、しかたなく笑いに走った曲をアイドルしか歌えない名曲だとかんちがいして高得点を入れたしまった人がいたため、納得行かない所もあるがこの辺りが1982年の名曲としてもいいでしょう。
右の表は私の1982年ベスト20です。ランキングインしなかったけど埋もれさすのももったいない曲があるので載せます。

順位 タイトル 歌手名 だいさく点
14 駈けてきた処女 三田寛子 5
4 秘密のオルゴール 川田あつ子 5
21 ミスター不思議 川島恵 5
2 少女時代 百瀬まなみ 4
1 スローモーション 中森明菜 4
  はにかみ天使 吉成香 4
5 君は輝いて天使にみえた 石川ひとみ 4
  ごめんなさい 川田あつ子 4
15 私のモナミ 水野きみこ 4
3 夢見るseason 伊藤つかさ 4
8 ひとりじめ 石川ひとみ 4
  処女飛行 川島恵 4
6 あなたへのバースディ・カード 沢田聖子 3
20 急いで!初恋 早見優 3
9 潮風の少女 堀ちえみ 3
  涙のソリティア 石川優子 3
10 気分を着換えて 中島はるみ 3
11 真夏の少女 堀ちえみ 3
19 キラリ・涙 水谷絵津子 3
16 オリオン座の向こう 白石まるみ 3

西沢雄大

スローモーション 82年を回想するのに最適な楽曲。趣味のいい船山さんのアレンジ。デビュー曲の常識をひっくり返した佳曲。明菜の自然体で膨らむボーカル・テクニックに乾杯。さすがに歌のうまい人だ。
少女時代 アイドル・ポップスとしての華やかさや煌びやかさには欠けるんだけど、彼女の哀愁感溢れる表現力に吸い込まれてしまう楽曲なんです。レアな盤だと思います。
秘密のオルゴールアイドル・ポップスの王道を行く楽曲。この柔らかい、とろけるような少女のボーカルが人間の五感にグッときます。
ゆ・れ・て湘南小田裕一郎氏がスパークしていた頃の佳曲。短かった夏の日の恋を切々と歌います。レモネードのむきみが好きだった。
気分を着換えて よくよく聴くと、典型的な林哲司氏の「ああ、似ている曲、あるよね」レベルなんだけどはるみちゃんの軽やかなボーカルと楽曲がうまくブレンドされて「ああなんて気持ちいいんだろう」って思います。
デンジャラス・ゾーン だからさ、もう彼女のキャラクターしかないんですよ・・・。この天然のノリが京平さんのメロディーに乗って、理屈なく、とても楽しい。しかし、カーステレオでこの曲だけは聴かない方がイイかも。マジで心臓に良くないから・・・。
聖母たちのララバイ詞の世界は嫌なんだけど、どうしても外せない曲。メロディーラインとミュージシャンのグレードの高い演奏力→アレンジの力量とセンスにものを言わせていると思うんですが・・・。
月曜日はシックシック 82年を最も象徴している曲。屈指のアイドル・ポップス。彼女の絶妙な「リズムのノリ」がこの曲の面白さと素晴らしさを増幅させている。
love light 洋楽らしきメロディーラインと日本人の琴線に触れる哀愁感をほどよくブレンドさせた名曲。石川秀美ファンをも納得させた楽曲だった。
急いで! 初恋 小杉保夫さんが活躍されていた頃のノリのイイ楽曲。少し「こぶし」を廻す早見優の歌唱法にも拍手。このスピード感は今も心地Eですね。
82年組。
西沢にとっての番外編
茅ヶ崎サンライズ/ラジオっ娘
ねらわれた少女/真鍋ちえみ
どうして/佐東由梨
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